シンシア動物病院

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シンシア動物病院(倉敷)ニュースレター35:猫が鳥インフルエンザに感染

      2019/08/01

WHOの2006.2.28の報告によると、ドイツのReugenの北島で死んだ猫からH5N1鳥インフルエンザ・ウイルスが見つかったという。同島では2月中旬より100羽以上の野鳥が死んでおり、検査で鳥インフルエンザと判った。
実験では、猫は鳥インフルエンザ・ウイルスの接種やウイルス汚染した鳥生肉の摂取で感染している。
また、2003年12月にはタイの動物園で、インフルエンザ感染鶏肉を食べたトラとレオパードが死んでる。
2004年2月にはレオパード、3月にはホワイト・タイガーがバンコックの近くの動物園で鳥インフルエンザに感染して死んでいる。
また、2004年10月にはタイで捕獲して飼っている441頭のトラのうち147頭が感染し死亡または安楽死された。これも鶏生肉を与えていた。
猫の大発生の報告は無い。
これは猫が単独行動する動物であるから猫同士の感染がおき難いのであろう。
猫の感染は、感染生肉の摂取がほとんどであるため、もし野鳥の感染が起こった地区では、猫を外に出さないことが一番の予防対策である。

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