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シンシア動物病院(倉敷)ニュースレター10:ワンちゃん用音楽CD好評

      2019/08/01

今、アメリカでワンちゃんのための音楽CD
が良く売れているらしい。「Ask the Animals」と言う題で、全12曲入っている。作詞は、Kim Ogden-Avrutik博士。Animal communicatorと言う仕事の中、問題行動をもったワンちゃんの、心をなごますために生まれた詩である。214頭のワンちゃんを調べたところ、中でも、「I'll be Back」と言う曲が、飼い主が家を留守にするとき、ワンちゃんが一番聞きたがる曲だとか。
これに対して、獣医行動学者は懐疑的な意見を述べている。犬に詩など理解できるとは思えない、もし行動学的異常の場合は、獣医師に診せるべきであると。
なんと無粋なコメントをするもんだ。確かに詩の意味は理解できないと思うが、詩の持つ韻は、やさしい飼い主のささやきに似ているだろう。クラシックが犬の気持ちを穏やかにすると言われている。真の行動学者は、いかに治療に必要な道具箱をたくさん持ってるかによって決まるといえる。私は、分離不安症には、投薬と生活の臭いのするもの、たとえばラジオを聴いているなら、それをつけっぱなしで出かけるとかアドバイスしている。家にいるとき、側でおとなしくしていたら、優しい声で詩を朗読してやり、留守にするとき、録音したそれをかけてやったりするといいかも。

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